こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
みなさんは筋肉に起始・停止・作用があることをご存知でしょうか?
筋肉にはそれぞれ、起始(筋肉が始まる、動きが小さい場所)・停止(筋肉が終わる、動きが大きい場所)・作用があり、それらは筋肉によって大きく異なります。
つまり、筋肉が動く時は、停止が起始に近付いて動いています。
今日は「 下腿三頭筋 」「 前脛骨筋 」「 ハムストリングス 」の起始・停止・作用についてお話したいと思います。
下腿三頭筋とは、いわゆる“ ふくらはぎ ”と呼ばれている部分の筋肉です。
腓腹筋・ヒラメ筋で構成されており、腓腹筋は内側と外側の2つに分かれています。
腓腹筋
起始:内側顆(膝の内側)、外側顆(膝の外側)
停止:踵骨隆起(踵の出っ張った部分)
ヒラメ筋
起始:腓骨頭(下腿の外側の骨の1番上)、腓骨後面(下腿の外側の骨)、脛骨後面(下腿の内側の骨)
停止:踵骨隆起(踵にある出っぱった部分)
2つの筋肉の作用は同じで、
足関節の底屈(つま先立ちの動き)、膝関節の屈曲を行う時に使われます。
前脛骨筋は、スネの前にある筋肉です。
起始:脛骨外側(下腿の外側の骨)
停止:内側楔状骨(足の甲の内側ある小さな骨)、
第一中足骨底(足の親指の付け根)
作用:足関節背屈(足首を上に向ける動き)、足関節内返し
歩行時に主に働き、着地などの衝撃を和らげる働きもあります。
ハムストリングスは、太ももの後ろの筋肉で、
大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の3つの筋肉で構成されます。
大腿二頭筋
起始:坐骨結節(座った時に出っ張るお尻の骨)
停止:腓骨頭
半腱様筋
起始:坐骨結節
停止:脛骨内側(下腿の内側の骨)
半膜様筋
起始:坐骨結節
停止:内側顆
ハムストリングスの作用は、股関節伸展(歩行・走行時に足を蹴り出す)、膝関節屈曲(しゃがむ、着地の衝撃を和らげる)、前十字靭帯の補助をして関節の安定性を高めています。
今日ご紹介した3つの筋肉は、スポーツ活動はもちろん、日常生活でも多く使われている筋肉です。
損傷したり、筋力が低下したりすると、歩行困難や転倒のリスクが高まります。
スポーツでの損傷、最近足が疲れやすくなったな、転びやすくなったな、などのお悩みがある方はぜひ当院へお越しください!