こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
今日は、お尻の筋肉についてお話したいと思います。
お尻(臀部)には、主に「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」の3つがあります。
これら3つをまとめて、“ 臀筋群 ”とも呼ばれます。
この3つの筋肉の起始・停止・作用について説明したいと思います。
大殿筋
起始:腸骨稜(骨盤の1番上にある出っ張った、ゴツゴツしている部分)
停止:大転子(大腿骨の上の出っ張った部分)、腸脛靭帯(太ももの外側にある太い靭帯)
作用:股関節伸展(足を後ろに引く)、外転(足を横に開く)、外旋(足を外側にねじる)
中殿筋
起始:腸骨稜
停止:大転子
作用:股関節外転、外旋、内旋(足を内側にねじる)
小殿筋
起始:腸骨外側(骨盤にある腸骨という骨の外側)
停止:大転子
作用:股関節外転、内旋
この3つの筋肉は、上記に載っている作用の他にも、骨盤の安定性を維持する働きもあります。
簡単に言うと、
大殿筋は、立つ・歩く・走る・階段を上る・体を起こす時に働きます。
中殿筋は、片足立ちをした時に骨盤がグラグラしないように働きます。
小殿筋は、大殿筋・中殿筋と協力して働き、2つの筋肉のサポートをしています。
今日ご紹介した大殿筋・中殿筋・小殿筋は、3つが一緒に働き、日常生活の動作をサポートしています。
臀筋群は日常生活動作(歩く、走る、バランスを取る、階段を昇る)に大きく関わっているので、筋力が低下すると、身体の土台が不安定になってしまい、転倒のリスクが高まり、スポーツをする際には運動パフォーマンスの低下にも繋がります。
また、骨盤周りや足に付いて働いているので、腰痛・膝痛の原因にもなります。
なかなか治らない腰痛、膝痛、最近転びやすくなった、片足立ちができない、よくふらつく、思うように運動ができない、これらの原因は臀筋群の筋力低下かもしれません。
当院では、臀筋群の手技療法はもちろん、ストレッチ、トレーニングの指導も行っています。腰痛、膝痛、ふらつきなどのお悩みがある方は、お気軽に当院にお越しください!