こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
今日は、【ばね指】についてお話したいと思います。
【ばね指】とは、手の指を曲げ伸ばしする時に引っかかるような感覚になり、スムーズに動かせない状態のことです。指が動かしにくくなり、痛みが出ることも多くあります。
指を動かす筋肉の腱が摩擦によって炎症が起こり、親指に最も多いと言われています。
今日は【ばね指】が起こる主な原因の筋肉の起始・停止・作用をお伝えします。
〇浅指屈筋
起始:上腕骨の内側上顆(腕の骨の肘に近い所の内側の部分)、尺骨の鉤状突起(腕の小指側の骨の出っ張った部分)、橈骨の前面(腕の親指側の骨)
停止:第2〜5指中節骨底(第2〜5指の骨の付け根)
作用:第2〜5指屈曲(第2〜5指を曲げる動き)、手関節屈曲の補助(手首を曲げる動き)
〇深指屈筋
起始:尺骨の前面
停止:第2〜5指末節骨底(第2〜5指の1番先端の骨の付け根)
作用:第2〜5指屈曲、手関節屈曲の補助
〇長母指屈筋
起始:橈骨の前面
停止:母指末節骨底(親指の1番先端の骨の付け根)
作用:母指屈曲(親指を曲げる動き)、手関節屈曲の補助
これら3つの筋肉は、指と手関節(手首)を曲げる時に働く筋肉で、“屈筋群”とも呼ばれます。
パソコン作業、家事、育児などによって指と手関節を曲げる動きをしすぎると、筋肉の腱が摩擦によって傷付けられてしまい、【ばね指】になってしまいます。
当院では、【ばね指】の治療として、手技療法(指と手首の使い過ぎで収縮してしまった筋肉をほぐす)、鍼灸治療(鍼で筋肉を刺激してゆるめる)、ストレッチの指導を行っています。
最近指が動かしにくい、動かすと痛みが出る、引っかかる感じがする、、、
当てはまる方はお気軽に当院へお越しください!