こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
今日は、【膝の痛みの原因になる筋肉】についてお話したいと思います。
皆様は、膝が痛くなったことはありますか?
歩く時に痛む、立ち上がる時に痛む、しゃがむ時に痛む、スポーツをする時に痛む、、、
膝の痛みに悩まされている方はたくさんいらっしゃると思います。
膝の痛みの原因になる筋肉は沢山ありますが、「大腿四頭筋」「大腿筋膜張筋」「長内転筋」「薄筋」の4つの起始・停止・作用をお伝えします。
〇大腿四頭筋
大腿四頭筋は、“大腿直筋”“外側広筋”“内側広筋”“中間広筋”の4つで構成されます。
大腿直筋
起始:下前腸骨棘(骨盤の前側に出っ張った部分)
停止:脛骨粗面(膝の皿のすぐ下にある少し出っ張った部分)
作用:膝関節伸展(膝を伸ばす動き)、股関節屈曲(股関節を曲げる動き)
外側広筋
起始:大転子(太ももの骨の外側にある出っ張った部分)
停止:脛骨粗面
作用:膝関節伸展
内側広筋
起始:粗線内側唇(太ももの骨の内側のザラザラした部分)
停止:脛骨粗面
作用:膝関節伸展
中間広筋
起始:大腿骨前面(太ももの骨の前面)
停止:脛骨粗面
作用:膝関節伸展
〇大腿筋膜張筋
起始:上前腸骨棘(骨盤の前側に出っ張った部分)
停止:脛骨外側顆(足の外側の骨の上の部分)
作用:股関節屈曲、外転(足を横に広げる動き)、内旋(足を内側に捻じる動き)、膝関節を安定させる
〇長内転筋
起始:恥骨の上枝(股の辺にある骨の上の部分)
停止:大腿骨の粗線内側唇(太ももの骨の内側のザラザラした部分)
作用:
〇薄筋
起始:恥骨の下枝(股の辺りにある骨の下の部分)
停止:脛骨の内側上部(足の骨の内側の上の部分)
作用:股関節屈曲、内転、内旋
今日ご紹介した4つの筋肉は、膝を動かすのはもちろん、股関節を動かす働きもあります。
膝の痛みを放っておくと、最初は我慢できる軽い痛みでも症状が進行し、慢性的な痛みになり、歩行や階段の昇降が困難になることもあります。
痛みによって膝をかばって歩くことで、筋肉や関節に負担がかかり、姿勢や歩行バランスの歪みにも繋がります。
また、膝の軟骨がすり減り、変形性膝関節症に進行してしまい、最悪の場合、人工関節手術が必要になることもあります。
膝の痛みが出た場合は、症状が悪化しないよう早めの治療が必要です。
当院では、膝の痛みの治療として、手技療法(原因と思われる筋肉をほぐす)、鍼灸治療(鍼で筋肉を刺激してゆるめる、お灸で血流を促進させて痛みを和らげる)、ストレッチ(スポーツ前後や歩行時の痛みを無くすため筋肉を伸ばす)を行っています。
膝が痛い、と感じた時は、お早めに当院へお越しください!