こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
今日は【胸郭出口症候群】に関わる筋肉についてお話したいと思います。
【胸郭出口症候群】とは、首から腕に向かっている神経・血管が 胸郭出口 という通り道で圧迫され、手や腕に痺れ・だるさ・首の痛み・肩こりといった症状が出る総称です。
神経・血管は筋肉や骨の間を通っており、その通り道である 胸郭出口 で圧迫されてしまうと、痺れ・だるさ・痛みといった症状が出ます。
【胸郭出口症候群】の原因になる筋肉は「斜角筋」「小胸筋」「鎖骨下筋」があります。
この3つの筋肉の起始・停止・作用をお伝えしたいと思います。
〇斜角筋
斜角筋は、3つの筋肉の総称ですが、その中でも“ 前斜角筋 ”“ 中斜角筋 ”の2つが特に胸郭出口症候群に関係します。
前斜角筋
起始:第3〜6頚椎の横突起(背骨の横に出っ張っている部分)
停止:第1肋骨
作用:首の側屈(首を横に倒す動き)、第1肋骨を持ち上げて呼吸を補助する
中斜角筋
起始:第2〜7頚椎の横突起
停止:第1肋骨の後方
作用:首の側屈、第1肋骨を持ち上げて呼吸を補助する
〇小胸筋
起始: 第3~5肋骨前面
停止: 肩甲骨の烏口突起(鳥のくちばしの様に飛び出ている部分)
作用: 肩甲骨外転(肩を内巻きにする動き)、下制(肩を下げる動き)、下方回旋(肩を下げたり腕を下ろす動き)
〇鎖骨下筋
起始:第1肋骨とその肋軟骨(肋骨の軟骨の部分)
停止:鎖骨の下面
作用:鎖骨の下制(鎖骨を下方に引く動き)、肩関節を安定させる
【胸郭出口症候群】は、猫背、巻き肩、長時間のデスクワーク、スポーツや筋トレによって肩周りの筋肉が発達している人に多く見られます。
当院では、【胸郭出口症候群】の治療として、手技療法(首のだるさ・肩こりで硬くなってしまっまた筋肉をほぐす)、鍼灸治療(鍼で筋肉をゆるめる、お灸で血流を促進させて痺れ・だるさを軽減する)、ストレッチ(硬くなってしまった筋肉を伸ばしてゆるめる)を行っております。
ずっと治らない首のだるさ・肩こり、手や腕に出る痺れ。
もしかしたら【胸郭出口症候群】かもしれません。
少しでも、胸郭出口症候群かも?と思ったらお気軽に当院へお越しください!