【東洋医学でチェック】〜頭痛のタイプと対策〜
こんにちは。えがお鍼灸整骨院福岡西新院中村です。
みなさんは知っていますか?日本人の約3〜4人に1人は頭痛と共に過ごしています。
『慢性的な頭痛』『天候からの頭痛』『体調不良・身体のバランスからの頭痛』等
原因が人それぞれ違うと共に、頭痛の種類は大きく3つに分けられます。
①一次性頭痛
↪︎原因となる病気がないタイプ。ストレスや生活習慣が関係している事が多い。
主なタイプ:
・緊張型頭痛
頭全体が締め付けられるような痛み。両側性で肩、首こりを伴いやすい。
・片頭痛
ズキンズキンと脈打つ痛み。多くは片側におこる。数時間〜3日くらい続くこともある。光・音・匂いに敏感になる人も多い。
・群発性頭痛
片側性で、激痛。決まった時間帯に痛む。20〜40代男性に多い。
②二次性頭痛
↪︎病気が原因でおこる。放置していると危険な場合がある。
例)クモ膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎
③その他の頭痛
↪︎副鼻腔炎(蓄膿症)からの頭痛、眼精疲労、食いしばり 等
☑️上記の中で①一次性頭痛が最も多いと言われています。
今回は、東洋医学の視点から解説していきます。
現代医学では、”異常なし”と言われても、東洋医学では、『気(き)・血(けつ)・水(すい)』のバランスの乱れが原因になっていると考えられます。
🌿東洋医学で考えるタイプ別チェック&対策
①肝陽上亢(かんようじょうこう)タイプ =「気」が上に登っておこる
特徴:イライラしやすい、顔が火照る、目が疲れる
頭痛:頭頂部やこめかみがズキズキ(片頭痛)、月経前や仕事後に出やすい
対策:深呼吸、アロマ、夜更かし・スマホの見すぎを控える
漢方:抑肝散(よくかんさん)、釣藤鈎(ちょうとうこう)
鍼灸:百会、大衝、風池
②瘀血(おけつ)タイプ =「血」の巡りが悪くておこる。
特徴:慢性的な肩こり・冷え性、顔色がくすんでいる、月経痛が重い
頭痛:同じ場所がズーンと痛む、夜や疲れた時に悪化
対策:お風呂でしっかり温まる、ウォーキングやストレッチで血行促進
漢方:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
食事:黒ごま、生姜、シナモン
③痰湿(たんしつ)タイプ =水分代謝の悪さでおこる。
特徴:浮腫みやすい、胃腸が弱い・湿気に弱い、雨の日にだるくなる
頭痛:頭が重い、ボーッとする感じ、気圧の変化で悪化しやすい
対策:冷たい飲食物を避ける、白湯やハトムギ茶で巡りをサポート
漢方:半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、平胃散(へいいさん)
食事:ねぎ、大葉、豆類
☑️まとめ
上記の東洋医学でのタイプ別チェックに当てはまりましたか?
東洋医学は「体質」と「環境」のバランスで不調を見ていく考え方から、ちょっとした変化にも気づけるようになるのが魅力です。
「いつもと同じ頭痛」だと思っていても、体質に合った対策をすることで、頭痛の頻度や重さを減らすことができます。
セルフケアでも改善しにくい場合は、鍼灸治療や漢方の力を借りるのも一つの手です。
当院では、オーダーメイド施術を提供しております。
お悩みがあれば一度ご相談ください。
ご予約は、お電話・公式LINEにてお待ちしております。