こんにちは!
えがお鍼灸整骨院 福岡西新院 岩木です。
今日は【姿勢保持筋】についてお話したいと思います。
【姿勢保持筋】とは、立つ・座るなどの姿勢を保持するために働く筋肉のことです。
体のバランスを保つ・重力に逆らって姿勢を支える・長時間の同じ姿勢を維持するなどの役割があり、日常生活の中で無意識に働いて、身体が倒れたり、傾いたりしないように支えています。
姿勢保持筋は沢山ありますが、「多裂筋」「腹横筋」「腹直筋」の起始・停止・作用についてお話したいと思います。
〇多裂筋
起始:仙骨の後面(お尻のすぐ下にある骨の後面)、腸骨稜(骨盤の1番上にある出っ張ったゴツゴツした部分)、頚椎・胸椎・腰椎の横突起(首・胸・腰にある骨の横に出っ張った部分)
停止:上位の椎骨の棘突起(背骨の中央にある飛び出ている突起)
作用:体幹の回旋(体を捻じる動き)、側屈(体を横に倒す動き)、伸展(背中を反らす動き)、脊柱を安定させる
〇腹横筋
起始:第7〜12肋骨の内側、腸骨稜、鼠径靱帯(股関節の前にある太くて強い靭帯)
停止:恥骨(おへその下〜陰部にある骨)
作用:体幹を安定させる、腹圧の上昇、呼吸の補助、内蔵の保護
〇腹直筋
起始:恥骨
停止:第5〜7肋骨の肋軟骨(肋骨の軟骨の部分)、胸骨の剣状突起(胸の骨の下のみぞおちあたり)
作用:体幹の前屈(体を前に倒す動き)、骨盤を引き上げる、腹圧を高める
【姿勢保持筋】が弱くなってしまう原因は、運動不足・加齢・悪い姿勢が癖になってしまっている・産後・怪我など、沢山あります。
【姿勢保持筋】が弱くなってしまうと、正しい姿勢が維持できなくなり、姿勢が崩れて、猫背・反り腰・ストレートネックなどの悪い姿勢が癖になってしまい、肩こり・首の痛み・腰痛の原因になります。
また、姿勢が悪くなってしまうと、悪い姿勢を保とうとして別の筋肉に負担がかかってしまうため、疲れやすくなります。
【姿勢保持筋】はバランスを保つ筋肉なので、筋力が低下してしまうと、ふらつき・躓き・転倒のリスクが高まります。
当院では、弱くなってしまった【姿勢保持筋】に対して、運動療法(姿勢保持筋を鍛える運動)、EMS(電気を流してインナーマッスルを鍛える)を行っております。
また、姿勢保持筋の低下によって起こってしまった猫背、骨盤の歪みには、猫背矯正・骨盤矯正を行っております。
最近筋力が低下した気がする、転びやすくなった、猫背で首の痛み・肩こりがずっとある、産後に筋力が低下して腰痛が治らない、、、
当てはまる方はお気軽に当院へご相談ください!